
こんにちは、院長の藤井明子です。
8月も終わりが近づくと、親御さんの心をざわつかせるのが、お子さんの「生活リズムの乱れ」ではないでしょうか。
「昼近くまで起きてこない……」
「夜遅くまでゲームや動画をやめられない……」
新学期を目前にして、「朝早く起きなさい!」「いつまで寝ているの!」と、毎朝バトルになってしまうご家庭もあるかもしれません。
けれど、どれだけ親御さんが頑張っても、最終的に行動を変えるかどうかを決めるのはお子さん自身です。親御さんが一生懸命声をかけているのに、思ったように変わらない状況が続けば、親御さん自身も疲れてしまいますよね。
だからこそ、この時期は「何とか子どもを変えなければ」と頑張りすぎるのではなく、親子関係をこじらせない範囲で、できることを少しずつ整えていくことが大切です。
起こすときは、できるだけ淡々と
朝、お子さんを起こすときには、親御さんが感情を乗せすぎないことも一つの工夫です。
「朝だよ」「7時だよ。起きる時間だよ」と、できるだけ短く、淡々と伝えます。
何度言っても起きないと、つい小言を言いたくなりますが、親子で言い合いになってしまうと、朝からお互いに疲れてしまいます。
「起きる時間を伝える」という親の役割をしたら、あとは本人がどう動くかを待つ。そんな距離感も大切です。
夜を変えるより、まず「朝」を整える
生活リズムを整えるときは、夜早く寝かせようとするより、まず朝の起きる時間を整えることから始めてみましょう。
朝になったらカーテンを開けて、自然の光を浴びるようにします。朝の光は体内時計を整える働きがあります。
ただし、夏休みの終わりだからといって、いきなり2時間早く起こす必要はありません。無理のない範囲で、少しずつ起床時間を早めていきましょう。
朝食も、「きちんと食べさせなければ」と頑張りすぎなくて大丈夫です。食欲がなければ、食べやすいものを少量からでも構いません。
大切なのは、朝起きる、光を浴びる、食事をするという「朝の流れ」を少しずつ取り戻していくことです。
親ができることをしたら、あとは本人の力を待つ
新学期が近づくと、親御さんが焦る気持ちはよく分かります。
けれど、生活リズムを整えること以上に、親子で毎日言い争いになり、お互いに疲れ切ってしまうことは避けたいものです。
「起きる時間を伝える」
「朝の光を浴びられるようにする」
「少しずつ生活リズムを戻していく」
親御さんができることをしたら、あとはお子さん自身が動き出すのを待つことも大切です。
特に発達の特性があるお子さんの場合、「分かっているけれど、行動に移すことが難しい」ということもあります。
「どうしてできないの?」と責めるより、「どうしたら動きやすくなるかな?」と一緒に考えてみてください。
新学期は、誰にとっても少し緊張するものです。
完璧に生活リズムを戻してから新学期を迎えなくても大丈夫。
親子関係を大切にしながら、できることから少しずつ。
お子さんなりのペースで、新しい生活に向かう準備をしていきましょう。
こちらもあわせてご覧ください。
>【院長コラム】年度替わりでそわそわする時期、どう接したらいい?

Instagram



