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こんにちは、どんぐり発達クリニックの作業療法士です。
「感覚遊びってなあに？ Part 1」に続き、タイプ別・おうちで実践しやすい感覚遊びのご紹介です。
感覚には回避・過敏・探求・低反応とタイプがあります。それぞれのタイプに合わせた遊びを行うことで感覚が満たされ情緒の安定にも繋がります。
今回はぼんやりタイプ“低反応”の感覚遊びをご紹介します。
同じ感覚刺激でも個々によって受け取り方は様々です。低反応タイプは脳に感覚刺激が届きにくく、日常生活ではぼーっとしていて、集中が続きにくく活動に参加できない、一歩出遅れるなどマイペースと思われてしまうこともあります。
感覚遊びを通し、適切な感覚刺激を取り入れることで覚醒があがり周囲へのアンテナを張りやすくなります。
どこでもすぐにできるふれあい遊びをご紹介します。
触覚を刺激！
①いっぽんばしこちょこちょ
♪ いっぽんばしこちょこちょ たたいてつねって
繰り返し遊ぶ中で“このあとくすぐられる！”という見通しを持てるようになります。
ポイント！
・くすぐる部位や強さ、リズムを変化させましょう。
・過度に行いすぎると不快な感覚になってしまいます。お子さんの表情や反応を見ながら加減をしましょう。
②うえからしたから
♪ うえからしたから おおかぜこい こいこいこい
ハンカチやガーゼであおぎ、風を送る手遊び歌。布をひらひらさせ顔や体に風を送ることで空気がかわり泣きやむお子さんも多いです。
ポイント！
・優しく布でかぶせ、いないいないばあと組み合わせて遊ぶこともできます。
前庭覚・固有受容覚を刺激！
①バスにのって
♪ ばすにのってゆられてる ごーごー
足の上に乗せ、右に曲がったり、左に曲がったり、でこぼこ道を通ったりとバスに乗っている気分を味わえます。「ゴーゴー」とつい言いたくなるフレーズも！
右や左などの左右識別、空間認知にも効果的です。
ポイント！
・揺れ幅や速度を変え、リズムは不規則にしましょう。
低反応タイプは同じような感覚刺激にすぐに慣れてしまう傾向があります。遊びのコツとしては速さや強さなどの刺激の程度を変えたり、リズムを不規則にしメリハリをつけることが重要です。ぜひ遊びの一つにしてみてください。
高畑脩平(2024)：子ども理解からはじめる 感覚統合遊び.株式会社クリエイツかもがわ
