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起立性調節障害の検査って何をするの?

起立性調節障害の検査って何をするの?|どんぐり発達クリニック|発達障害

朝起きられない、午前中だるい、ひょっとして起立性調節障害かも、、、?と、どんぐり発達クリニックに相談されることがあります。

「起立性調節障害」は自律神経の乱れによって、座った状態の時や立ち上がった時に脳への血流が低下してしまう病気で、10~16歳の思春期の子どもに多くみられます。

・起立性調節障害の症状

□立ちくらみ
□失神
□気分不良
□起床困難(朝)
□起床時の頭痛
□腹痛
□動悸
□午前中に調子が悪く午後に回復する
□食欲不振
□乗り物酔いしやすい
□顔色が悪い

これらの症状から、学校に遅刻することや登校できないことがあり、周囲からは「怠けている」とみられてしまうことも多いです。

起立性調節障害は「症状が3つ以上該当する」「症状が毎日のようにある、または慢性的にみられる」「なかなか改善しない」ことが特徴だといわれています。

原因としては

・第二次性徴期には体の変化に伴って自律神経も変化し、調整が難しくなる。
・水分の摂取不足
・日常生活での活動量低下
・遺伝

症状を悪化させることとして、思春期ならではの悩みやストレスがあります。

 

発達障害のお子さんはストレスを感じやすく、そのストレスから自律神経の乱れへと繋がり、起立性調節障害が起きている可能性があるといわれています。

起立性調節障害の診断は症状などの問診と必要があれば血液検査を行い、貧血や甲状腺ホルモンの低下など他の原因がないかを調べ、起立負荷試験を行います。

 

当院では、起立性調節障害の検査(起立負荷試験)を行っています。

[検査の流れ]

午前9時 来院、検査開始

ベッドで水平臥床(10分間)
この間に心電図と安静時の血圧を測定。

立位を保つ(10分間)
約2分おきに血圧を測定
ご本人の自覚症状を確認

※当日は、普段通りの食事や水分摂取が可能ですが、採血を同日に行う場合は飲食の制限があります。
※体調が悪くなった場合は検査を中断します。

検査時間としては20~30分程度です。
結果はその日のうちにわかるため、同日に診察の予約をすることもあります。
検査中に具合が悪くなるお子さんもいらっしゃるため、当日は必ず保護者の方もご来院ください。

 

朝起きられない、午前中だるい、起立性調節障害が疑われる場合には当院へご相談ください。

 

院長 藤井 明子
記事監修
院長 藤井 明子

北里大学医学部 卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター、さくらキッズくりにっく 院長、どんぐり発達クリニック 院長

医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児神経学会 小児神経専門医、日本てんかん学会 てんかん専門医、日本小児精神神経学会 小児精神神経学会認定医、子どものこころ専門医

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