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「思春期男子のメディアとの付き合い方」開催しました

「思春期男子のメディアとの付き合い方」開催しました|どんぐり発達クリニック|発達障害

「思春期男子のメディアとの付き合い方」開催しました

こんにちは、どんぐり発達クリニックの心理士です。

先日、7月9日に子育てサロン「思春期の男の子とメディアとの付き合い方」をテーマとして行いました。参加してくださった皆様のご家庭での取り組みや、メディアとの付き合い方の難しさについて改めて考えるきっかけとなり、貴重な機会をいただきました。

日本小児科医会の定義として、子どものメディア使用の推奨時間は1日2時間とされていますが、多くの人がその時間を守っていくことは難しく、サロンにおいても2時間は難しいのではといったご意見を多数聞きました。では、実際どのようにメディアをコントロールしていくかといったことが大切になるのではないかと考えられます。

1.メディアとどう現実的に付き合うか

メディアの定義としては、(スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム、テレビ)   が挙げられます。私たちの生活には必要不可欠であり、仕事や学習においても触れない日はないと言っても過言ではありません。メディアは、こちらが適度に使うことができれば、便利で楽しいツールです。

大切なことは、「メディアを使うことによって、睡眠や食事、運動、社会性の成長の体験などを奪われないようにすること」であると考えられます。しかし、「使いすぎ」と「依存」の境目は難しいいため、メディアなどがやめられないことによって、

・暴力や暴言がエスカレートしている

・学校に行けない

・食事や入浴など生活のことができない

・家族のお金を勝手に使って多額の課金をしている

・家族が疲れている

と感じたら、診察の際に主治医に相談をしたり、精神保健福祉センターなど地域の窓口に相談してみてください。特に「家族が疲れている」という点が肝要です。子どもと一緒に過ごす家族が苦しい思いをしていると、コミュニケーションをとることがますます難しくなり、大切なことを話し合いたいのに話しにくいといった状況に陥ってしまいます。

2.メディア使用のルールについて考える

メディア使用時間については、ご家庭でルールをすでに決められているといった方も多いかと思われます。ルールを決める際には、以下のことを意識していただくと良いでしょう。

・ルールは必ず家族で話し合い、子どもも大人も納得できるルールにする。

・ルールを守れなかった時のペナルティは、実行可能なものにする。

・誰のお金でメディア機器を買ったのか、所持のもとはどこかといった立場をはっきりさせて、やっても良いこと、やってはいけないことを決める。

この3つを基本として決めていくと良いでしょう。ルールを守ることができたらぜひ、褒めてあげてください。生活の中で実行していくうちにこのルールは現状に合っていないなと思ったら再度話し合い、ルールを変えていくといったことも必要でしょう。

3.メディアの楽しさは何か、メディア以外の楽しいことは何か

お子さんが、ゲームや動画を見ることなど、メディアが好きであるといったこともお子さんにとっては、楽しみであったり友達とのコミュニケーションツールとなっている場合があります。

大切なのは、どんなメディアに興味をもっているか、メディアを使ってどのようなコミュニケーションのやりとりをしているのか気軽に話し合うことができることだと思われます。

お子さんが、メディア以外で好きなものや「あれは楽しんでやっていたな」といったものについて話し合ってみたり、メディア以外に思いつかなければ、「今楽しんでやっているゲームのどのようなところが好きか」「見ている動画のどのようなところを面白いと思っているか」などを共有してみると良いかもしれません。メディア以外の活動であれば、ストレスの発散のために、スポーツや創作活動など体を動かしたり、音楽など声や音を出すものが良いでしょう。

4.おわりに

今挙げたその他にも、メディアについてはSNSの使い方や、メッセージツールを通した他者との会話の難しさなど、様々な課題があるように考えられます。大切なのは、「メディアに使われるのではなく、あくまでこちらが使いこなしたり、楽しんだりするツールであることを忘れない」といったことではないでしょうか。便利なツールは日々更新され、その分使い方や付き合い方 の課題が現れますが、その都度、大人も子どもも考えていくことが必要になっていくでしょう。ぜひ、ご相談ください。

 

サロンにご参加くださった皆様、ありがとうございました。サロンに参加されなかった皆様も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

こちらもあわせてご覧ください。

>当院の発達外来について

>【院長コラム】子どもをネット依存にさせないために、いま家庭で大切にしたい4つのこと

 

院長 藤井 明子
記事監修
院長 藤井 明子

北里大学医学部 卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター、さくらキッズくりにっく 院長、どんぐり発達クリニック 院長

医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児神経学会 小児神経専門医、日本てんかん学会 てんかん専門医、日本小児精神神経学会 小児精神神経学会認定医、子どものこころ専門医

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